YOKO増田静江の伝記「YOKO増田静江の生涯」の連載を始めました。
ニキ美術館の名誉館長 YOKO増田静江は1931年、上野広小路にあった日本料理屋「花家」の三姉妹の長女として生まれました。
幼い頃の母の死。戦時中の疎開生活や戦後の混乱期の中での青春時代を経て、後にパルコの会長となる増田通二と出会い、駆け落ち結婚しました。
家業を引き継ぎ、次々と事業を展開していきました。
そして50歳の時にたまたま、フランスを代表する現代女性彫刻家ニキ・ド・サンファールと出会い、彼女の作品と彼女自身に魅せられて、美術館を作ろうと決心します。
その人生は、実に波瀾に富んだものでした。
けれど、その波瀾は偶然に起きたものではなく、増田が自ら作り出していったものでした。
「無から有を生ずるためにはどうしたらいいか?」と常に考えつづけ、「自分とは何者であるか? どうあるべきか?」と問い続けました。
2009年、77歳で亡くなりましたが、その意志を少しでも皆さんにお伝えできましたらと思い、ホームページに伝記を載せることといたしました。
少しずつではありますが、皆さんに読んでいただけたら幸いです。
右側のYOKO増田静江の生涯からお入りください。